こんにちは!HAAaaaです!
今回は、
植物染めの楽しさについてお伝えします!
植物染料、というと身近なものは何でしょう?
例えば、
藍染め…でしょうか!
他にも…カレー、ケチャップ、コーヒー…!
工芸の染めというと少し遠い物のようですが
衣服のシミだって素晴らしい染め物なのです!
様々な色を持つ植物たちの力を借りて、
びっくり!そうだったのか!という
植物染めの面白い世界を
一緒に覗き見しちゃいましょうっ!
まずは…!理屈とかは置いておきます。
あくまでカラーチップ的色味ですが、しっかり染めるとほぼこんな色。
驚きの三色をご覧下さい!
藍の青、茜の赤、黄蘗(キハダ)の黄
この色が、自然から抽出できる色なんですっ!
すごいですよねっ!!!
それぞれ、
茜はアカネ(アカネ科)の根
黄蘗はキハダ(ミカン科)の樹皮
から抽出できる色なんです!
色の濃さやハッキリ具合は、染めるモノや回数によっても変わります。
綿だったら基本的にはパステルな感じ、
絹だったら光沢も含みスッキリと色がわかると思います。(化繊には染まりません。)
まだまだご紹介したい植物があります!
が、
今回はいくつか名前だけ置いておきます!
- 紅花(ベニバナ)
- 紫根(シコン)
- 山桃(ヤマモモ)
- 胡桃(クルミ)
- エンジュ
- スオウ
少し脱線しますが、虫たちからもキレイな色をもらうことができます
(少し前までいちごミルクのピンク色を出すのに一役買っていましたね。)
- 五倍子
(ヌルデというウルシ科の植物にできる虫瘤、虫の巣です。あのお歯黒の原料として重宝されていたモノです。)
これらは全て染料店でも扱われていて
はっきりとした色の違いに感動します!
染め方には差がありますが、ぜひご興味あれば手にとってみて下さい!楽しいですよ!
こちらのお店は通販でも購入可能です!
https://www.tanaka-nao.co.jp/cat/c030
田中直染料店という280年以上続くお店!
是非、京都にお越しの際はお店にもお立ち寄り下さい!
そういえば、
道にある草たちを煮込んでも何故こういった決まったキレイな色が出ないのでしょうか。
それはざっくり言うと、
持っている色の数が多いから!
なのです。
煮込んだ時に出てくる色が多いというのは、パレットに出した絵の具をぜんぶ混ぜたときと同じ。
濁った茶色っぽい色が多くなります。
実際に底ら辺の様々な植物を煮込んで染めてみると、黄土色が多いかもしれません。
たくさんの色をくれる植物たち、
何故その色を持って生きているの?
私も疑問が付きません!
しかし、様々な色を魅せてくれる植物があるということがお分かり頂けたかと思います。
なので…ここで!
実践! 家でできる植物染め!
ハンカチを大人な黄色に染めよう!
準備も後片付けもむちゃくちゃ簡単にできる植物染めをひとつご紹介します!
〜用意するもの〜
- ホーロー鍋orステンレス鍋
- 排水口ネット(玉ねぎの皮を入れる)
- コンロ
- 水
- 木綿ハンカチ1枚
- 玉ねぎの皮(3個分以上がオススメ)
- 焼きミョウバン大さじ2くらい
これらが整ったら、すぐとりかかれます!w
やり方はお察しのように…簡単です!
〜染め方〜
- 排水口ネットに玉ねぎの皮を入れる
- 1の玉ねぎの皮を鍋に入れる
- 鍋に水を入れて好きなだけ煮込む
- ハンカチを鍋に入れる
- ハンカチを染液に沈めるように菜箸等で水中でゆらす(色ムラ防止のため)
- 一旦ハンカチを取り出し鍋に新しくお湯を作り、ミョウバンを入れて溶かす
- ハンカチをミョウバン液に入れて色止め
- ハンカチをサッと洗い乾燥させる
以上です!w
思ったよりキレイに染まります!
(よほどキレイな色を追求することや、同じものをたくさん作る事がなければこれで全然大丈夫なのです。難しい事は興味を持ってから…!)
どうでしょうか
…この色に、どんな名前をつけようか?
そんな事を考えながら
是非素敵なハンカチに染めてみて下さい!
完成したハンカチは、ハンカチとして使うも良し、お弁当包みとか、小さなパネルにして壁のインテリアにするというのも格好いい!
ハンカチにひと工夫をして絞り染めをしてもきっとキレイですね!
簡単な絞り染めの方法も、また載せる予定ですので、良かったら覗いてみて下さい!
長文お付き合いいただきありがとうございます。
今回は、本当に植物染めの楽しい面白い事と、入口部分をご紹介したくて書かせていただきました。
少しでも、ご興味を持っていただけたら幸いです。
それでは、またお会いしましょう!