こんにちは、HAAaaaです!
今回は、私が表現方法として大切にしている
編み物という手法の魅力を、
私なりの解釈でいっぱいご紹介します!
まずは…みなさま、
編み物というとふわっと、どういったイメージをお持ちでしょうか?
手編みマフラー
たわし
ニット
ふわふわ
チクチクもある
手芸
靴下
冬
ネコちゃん
などなど…!
色々な場面でたくさんのエピソードとイメージがあると思います!
どちらかというと、やはり生活の中の実用性のあるものや、もらって使うもののイメージが多いのかもしれません。
実は私も、編み物というものに魅力を強く感じたのは最近で、高校生の時なのです。
それまでは、それこそリコーダー袋やアクリルたわし、頑張ってもぬいぐるみのニット帽を作って満足するくらいのものでした。
まずは、そんな私の価値観を一気に変えてくれた2つのブランドをご紹介したいと思います。
1:MISSONI(ミッソーニ)
ニットの服のどうしても拭えないカジュアル感をここまでフォーマルなものにしたブランド、色使いや技術、シルエットもとても勉強になります。
2:JAMINPUECH(ジャマンピュエッシュ)
https://www.hpfrance.com/brand/jaminpuech
私が編み物に惚れた、編み物を続けていこうと決心したブランド。もともと動物モチーフやデティールが楽しいものが大好きな私はもうショップカタログが擦り切れるまで見ていました。
どうですか…?少し、編み物が
実用性のあるもの
の枠から飛び出して来てませんか…?!
また、もらうものではなく
欲しいもの(欲しいと思う人がいるもの)
であることがわかってきませんか…?
自分の手と、かぎ針と糸さえあればできるこの手法、
突き詰めるとここまでいくのか!
そういう勇気をくれた私にとって大切なブランドです。
さてさて、勇気をもらった私。
編み物と本気で向き合うきっかけは、芸大の卒業制作に、カエルニットマスクを作ろうと決心した所から始まりました。
最初に作ったイメージ↓
私は、だいぶコンセプトをじっくり考えるタイプでした。
なぜかぎ針編みなの?なぜカエルなの?なぜこの2つを一緒にしたの?
自問自答を延々と繰り返す中、私なりの編み物への解釈が出来上がっていったのです。
編み物は唯一無二
試作を繰り返す中で何体ものカエルニットマスクを見て気づきました。
手編みはどんなに目の数を合わせたって、多少ゲージが変わります。
サイズや伸び方だって変わります。だから、
同じ設計図でもどうしても差が出る。
こんなに有機的な事が自分の手からうまれているという事実に、私は感動し始めました。
編み物は粘土細工?!
増し目と減らし目で自在に形が変わります。そして、生き物の構造のように袋状の形を作ることが簡単に出来るのです。なので私は元祖3Dプリンターとまで考えていました。
でも、もっと簡単。そう、粘土細工のように、手の上で少しずつ思う形を作っていける手軽さが、とても魅力的でした。
一本の糸という奇跡
糸継はあっても、その作品を一本の糸で作る事の面白さがあると感じたのです。解いたら一本の糸。でもそれがこうして絡み合って形を作り、立体になる。しかも温かい。どこかほんわかとなるゲノムや命の奇跡のようなものを感じたのです。
これらが私なりの
編み物の技法を選ぶ理由と
編み物の魅力です。
いかがでしたでしょうか…!
ほんの少しでも、
何か、誰かの勇気になれば幸いです!
それでは、またお会いしましょう!